”優しさ”とは何か。
有限会社HIROの経営理念でもある優しさ。
結論から言うと、相手がこうして欲しいと思うことを察し、そっと手をさしのべること。
例えば、発展途上国で、日々朝から晩まで土とたわむれ、命をはぐくむ仕事に精を出し、都会などというものに縁のない人を日本に連れてきて高層ビルを見せ、ディズニーランドに連れて行き、これが文明だと、すばらしい世界はほかにもある、開眼せよと言うことに意味はあるか。すばらしい自然の中、日の出とともに畑へ向かい、家族とともに仕事に精を出し、家族とともに笑い、生きていくことに究極の幸せを感じ、一生を終える人たちに、高度な文明は必要ない。今、自分が幸せと感じることを行い、その幸せを達成させる時に他人の手を借りなければならない難しい状況で、誰かがそっと手をさしのべてくれることを人は優しさと呼ぶのではないか。
親が、子供に対し、子供自身が自分で出来ることを手助けしたり、習い事をたらい回しすることに意味はあるか。親は子供に対し、無償の愛を傾け、親の価値観の基、子供とかかわっていくが、成長の機会を与えることと、子供本人の意志とは無関係に未来へ向けてレールを敷くこととは違うと考える。子供はバカではなく、親の価値観をよく見、感じている。そこで考え選択したときに、手をさしのべる事が優しさなのではないか。それは、時として厳しくもあり、非情にも思えることも、本人が求めているときには、優しさと呼ぶのだと思う。
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