しかし、現実はそうではない。
偉人達は、仕事と遊びの区別がつかないから、ストレスを感じることがないという。
寝食を忘れて没頭するほど仕事を愛し、打ち込んでいないからストレスがたまるのではないかと、自戒するも、
2013年ワールドシリーズで頂点に立った上原浩治は、ストレスのあまり、ビールの量が増えたと言っている。
やはり、頂点に立ちながらも、ストレスを感じる人もいるのだとほっとしたりもする。
ストレスとはウィキペディアで『何らかの刺激によって生体に生じた歪みの状態』とある。
登山のような過酷な行動をしていても、ストレスを感じることはないが、毎日のルーティーンの中にストレスを感じることがある。
上記の定義は矛盾しているのではないか。
いや、歪みとは肉体的な歪みではなく、精神的な歪みを指すのだから、緊張感や忍耐力、社交性や協調性、優越感や劣等感、嫉妬、疎外感、挫折感などのバランスが崩れたときにストレスを感じる。
偉人達もその瞬間瞬間は、膨大なストレスを感じながらも、結果としての達成感の大きさに、過去のストレスが思い出となって反転し、よいイメージを作り出しているのではないか。
生きている限りストレスは回避できない。
ストレスを感じると言うことは精神的な刺激を受けているということであるなら、はけ口を探して迷走するのではなく、正面からそのストレスに向き合い、新しい自分が誕生するチャンスと感じることができれば、前に踏み出す一歩の原動力となる。
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