2015年10月31日土曜日

ハウス食品、壱番屋買収劇

ハウス食品のTOB壱番屋買収劇。壱番屋自体はまったく寝耳に水ではないところを見れば、完全に合意の上での買収。金曜日に株取引が終わってからのプレスリリースは、お互いの株価の変動がない土日を狙ってのこと。
壱番屋は海外展開に力を入れたい。しかし、資金力もないし、海外での格付けも低い。
ハウス食品は、海外展開したいと思っていて、先日も、レストランをハウス自体が海外展開すると言っていたばかり。
壱番屋はハウスと戦う事になるし、ハウスはネームバリューがない新しいお店を展開するのが難しい。できれば先駆けて展開している壱番屋を取り込んだ方が、やりやすいし、壱番屋は今の事業展開を一気に拡大できるチャンス。
お互いの思惑が合致したのだろうが、子会社になるということは、今まで以上に株主の目を気にしなければならないということ。いくら国内が飽和状態とはいえ、加盟店にとってのメリットは考えにくい。
楽観的な思いは今のところなし。

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